飲食店の感染対策認証 10月めどに9千件完了方針 静岡県

 静岡県は10日、感染症対策を講じた飲食店を認証する県の「安全・安心認証制度」について、取得申請がある約9千件の認証を10月中をめどに完了させる方針を決めた。本県に適用されている新型コロナウイルス緊急事態宣言が30日まで延長されたことを受け、県庁で開いた対策本部員会議で確認した。申請が急増している機を捉え、飲食店の安全対策を強化する。

川勝知事の会見発言骨子
川勝知事の会見発言骨子

 川勝平太知事は臨時記者会見で「認証に当たるマンパワーを増やし徹底的に広める」と強調した。認証取得など一定の条件下で酒類提供や営業時間の延長を認める行動制限緩和策を打ち出した政府方針については「緊急事態宣言のまっただ中にあり、制限緩和を念頭に置いているわけではない」と述べた。
 認証制度が始まったのは5月。県によると、まん延防止等重点措置が適用された8月に申請が急速に増えた。感染対策が徹底されていない店舗利用は控えるよう呼び掛けたことなどが背景にある。認証には50項目以上にわたる感染対策実施状況の現地確認が必要。ただ、確認作業が追い付いておらず、認証に至ったのは現在、約千件にとどまる。このため人員を40人から100人に拡充し、作業を急ぐ。認証の対象店舗は計約1万5千件を見込む。
 県は、県境をまたぐ移動の自粛、酒類やカラオケの提供を伴う飲食店の休業要請、酒類を提供しない飲食店や大規模商業施設の営業時間短縮など現在の措置の継続も決めた。
 県によると、宣言の前後で静岡市中心部の夜間の人流が7割減った。川勝知事は「県民のセルフロックダウンのおかげ。宣言の効果も表れていて、延長は今回を持って最後としたい」と語り、県民に感染対策の継続を求めた。

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