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母子結ぶ「浴衣腹帯」 出産後、子ども用浴衣にリメイク 三島の助産師と呉服店コラボ

 三島市幸原町の助産師多田和子さん(52)が、妊婦のために、地元の呉服店とのコラボレーションで浴衣生地を使った腹帯「浴衣腹帯」を提案している。腹帯として出産まで使用した後に1~2歳用の浴衣に仕立てる。多田さんは「妊婦が子どもの着用する姿を想像できれば、妊娠中や育児の励みになる。安産への助けにしたい」と思いを込めている。

「浴衣腹帯」を手にする多田和子さん(左)と大田紀人社長=8月下旬、沼津市高島町の大田呉服店
「浴衣腹帯」を手にする多田和子さん(左)と大田紀人社長=8月下旬、沼津市高島町の大田呉服店

 腹帯は古くから妊娠5カ月目の戌(いぬ)の日から巻くことが良いとされてきた。助産院「マミーケアルーム38mw」を営む多田さんによると、体操などで胎児の位置を上にあげてから腹帯を巻くことで腰痛や頻尿など妊娠時の症状が緩和され、安産への効果が期待できるという。
 ただ、最近はデザインにバリエーションが少ないことや認知度の低下などから普及せず、市販の腹巻きタイプやベルト状の商品が多くなっていた。
 「多くの妊婦に普及させて安産につなげたい」-。デザイン性が高い腹帯の開発への思いを温めていた多田さんが大田呉服店(沼津市高島町)の大田紀人社長(57)に相談し、腹帯を浴衣に再利用するアイデアが浮かんだ。大田社長は取り組みに共感し、安産への助けになればと浴衣生地を提供した。
 腹帯は約4メートルの綿100%で2種類の柄を用意した。妊娠時は母のおなかを守り、出産後は子どもの浴衣になる。妊婦からは「おなかの張りが少なくなった」「早く浴衣にして子どもに着せたい」などの声が聞かれるという。多田さんは「育児はおなかの中から。腹帯を使ってお産が楽になれば、育児へのいいスタートが切れるはず」と話した。
 浴衣腹帯は3千円(別途ケア料が必要)。浴衣への仕立て代は1万円。詳しくは公式インスタグラム<@mommycareroom38mw>へ。

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