浜松商野球部に異色経歴監督 元近鉄・高岸氏、ゴルファー経験も

 浜松商高硬式野球部は7月末、新監督に元プロ野球の近鉄に所属し、昨年11月から同校で外部コーチを務めていた高岸佳宏氏(63)を迎えた。静岡県の県立校で教職員でもOBでもないプロ出身の指揮官は異色。浜松商は11日、秋季県大会初戦(2回戦)で静岡大成と対戦する。

浜松商高野球部の監督に就任し、意欲を語る高岸氏=浜松市中区
浜松商高野球部の監督に就任し、意欲を語る高岸氏=浜松市中区

 高岸氏は兵庫県出身で社高を出て1976年に近鉄に入団。引退後に本県に移住し、プロゴルファーに転身した。監督経験はないが浜松リトルシニアでコーチを務め、高校時代の鈴木翔太投手(阪神、聖隷クリストファー高出)のトレーニングを指導するなど、科学的根拠に基づいた体づくりを専門とする。
 浜松市中区富塚町に6月に開設した野球部の寮で選手と生活をともにし、まずは来年3月までの契約で指導を担う。高岸監督は「人から言われて動くのではなく自ら考え、動く力を身に付け、しっかり野球と向き合うことから始めたい」と意欲を示す。
 2000年夏以来、甲子園から遠ざかっている名門にとって、異例の人事は危機感の表れ。同校野球部OB会の金子竜也常任理事は「“波風”の立つ人事だと思うが、教員とは違うアプローチで、大きな変革をもたらしてくれる期待感がある」と話した。

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