乾燥果実、紅茶にいかが 包装一新 東伊豆の農家女性グループ
東伊豆町に住む農家の女性グループ「ミセスこらってぃ」(山田里美代表)はこのほど、地元産のかんきつ類などで製造販売するドライフルーツを「紅茶用」としてPRするため、パッケージを一新した。町観光協会の協力を得て、町内の旅館などへ販路の拡大を狙う。

同グループは、かんきつ類やイチゴなどを栽培する町内の農家の女性8人で構成する。ドライフルーツは2019年、同町の稲取漁港直売所「こらっしぇ」がオープンした際、「町の特産品を作ろう」と、摘果した果実や規格外品を原料に開発した。
今回、パッケージを一新したのは、ニューサマーオレンジやレモン、イチゴなどを組み合わせたミックスタイプの「紅茶用」(450円)。紅茶だけでなく、炭酸水や水割りなどに浮かべて味わえる。下田市のデザイナー土屋尊司さんが描いたフルーツやキンメダイのかわいらしいイラストが目を引く。
現在販売しているこらっしぇに加え、町内の旅館やホテルの売店にも広げていく。また、10月9日午前10時半からは、同町稲取のダイロクキッチンで試食会も開く。
山田代表は「観光客だけでなく、地元の皆さんにもぜひ味わってほしい」と呼び掛ける。問い合わせは山田代表<電090(2776)3707>へ。