開館2カ月好調 多くの市民参画に驚き 焼津市のターントクルこども館館長/村松久美氏【本音インタビュー】

 7月4日開館から2カ月を迎えた焼津市の子育て支援施設ターントクルこども館。来館者はもとより、ボランティアの応募者も伸びている。順調な船出を切った施設について責任者に聞いた。

村松久美氏
村松久美氏


 ―開館してから現状は。
 「開館1カ月で、来館者数が1万人を越えた。想像よりも早いペース。内訳を見てみると、当初は市内から訪れる人と市外から訪れる人が半々だったが、市外からの方が多い。母親同士の口コミをきっかけに訪れているようだ。現在は緊急事態宣言で来館者を市内在住に限定している。順調なスタートだっただけに残念だ」
 ―実務を担うボランティアや運営を担う「市民人材」の働きぶりは。
 「ボランティアはこれまでの仕事の経験を生かして活動している。スタート当初と比べて、現場の対応も慣れてきた印象だ。これまでに90人が登録している。オープンしてからも応募が相次ぎ、まだまだ増えそうだ。焼津にボランティアをしたい人材がいるのか不安だっただけに、驚いている。登録ボランティアとは別に、夏休み期間中を活用して高校生や大学生にも加わってもらった。市民人材はまず現場で経験を積んでもらって、ゆくゆくは管理運営の仕事にシフトしていく」
 ―JR焼津駅周辺地区のにぎわい創出効果は見られるか。
 「商店街にベビーカーを押すお母さんや、子どもたちの姿が目立つようになった。子育て世代の人たちが歩く光景がこれまであまり見られなかっただけに、効果は現れているのかなと感じる。商店街とも連動したイベントを行ったりして、地域全体で盛り上げていきたい」
 ―課題は。
 「専用駐車場を設けているが、場所が分かりにくいという声を聞く。看板を設置したりしているが、周知をより徹底したい。駐車可能な台数も少なく、対策として、8月限定だったが臨時駐車場とこども館をつなぐ電動小型のシャトルバスを運行した。利用者に好評だった。来年度以降、どのような形で実施できるか検討したい」
 ―今後やりたいことは。
 「絵本とおもちゃを関連づけたイベントを行いたい。おもちゃを題材にした絵本を読み聞かせたり、喫茶コーナーとおもちゃ館にある茶室に模した遊び場を連動したりするなど、子どもたちがわくわくするような企画を実現していきたい」

 むらまつ・ひさみ 1994年に焼津市役所入庁。ターントクルこども館の建設準備室主幹、建設室室長を歴任。2021年から現職。52歳。

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