車いすバスケットボール 日本男子、白星スタート 藤本が勢い

 車いすバスケットボール男子1次リーグA組は、日本が初戦でコロンビアを63-56で下して白星発進した。27日の第2戦は韓国と戦う。

 ▽男子1次リーグA組
 日本 1勝 63(24―15 12―13 15―15 12―13)56 コロンビア 1敗

 ■藤本(SUS)3点シュートで勢い
 日本チームの中で最後に取材エリアに現れたエース藤本(SUS)は充実の表情をのぞかせた。「課題もあるが、いいスタートが切れた」。自身5度目のパラリンピックは上々の滑り出しとなった。
 日本の大事な初戦は藤本の鮮やかな3点シュートで始まった。「『3点シュートからいく』と妻に約束していたんです。打つしかなかった」と冗談交じりだが、若手を勇気づける貴重な得点に。
 日本は磨いてきた激しいプレスでコロンビアのミスを誘い、球を奪った瞬間に攻撃のスイッチを入れた。勢いに乗り、前半終了時点で8点差をつけた。
 後半は南米特有の速さと高さに手を焼いたが、慌てなかった。22歳のホープ鳥海らの活躍で最後まで主導権を譲らず、逃げ切りに成功。京谷監督は「良いプレスを掛けていたし、相手を50点台に抑えた。まずまずでは」と合格点を付けた。
 日本のパラリンピックの最高成績は7位。自国開催のパラでメダルを取るために世代交代を図り、静岡市の清水ナショナルトレーニングセンターで2カ月に1度のペースで非公開の強化合宿を実施してきた。素早い攻守の切り替えで欧州勢の高さを封じる、新しい戦術が浸透しつつある。
 27日のライバル韓国との一番が、日本にとって最初のヤマ場になりそうだ。この日11得点の藤本は「コロナ禍での開催に感謝したい。プレーで恩返しをしたい」と誓った。日本の大黒柱を担ってきた37歳の「最終章」が始まった。
 

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