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特集 : 福祉・介護

リゾート空間をコンセプト 「理想の障害福祉施設」富士宮に

 リゾート空間をコンセプトにした医療的ケアが可能な障害福祉施設「ユー・ソー・ナイス」がこのほど、富士宮市小泉に完成した。生活介護事業所で一緒に働いてきた2人の支援員が10年前から思い描いた「理想の施設」が形になった。施設では重症心身障害児に特化した多機能事業所の開業を9月に控え、最終準備を進めている。

「夢の福祉施設」オープンに向け、準備を進める渡辺さん(中央)と前橋さん(左)ら=富士宮市小泉
「夢の福祉施設」オープンに向け、準備を進める渡辺さん(中央)と前橋さん(左)ら=富士宮市小泉

 運営の中心を担うのは施設長を務める渡辺裕美さん(45)=富士宮市=と副施設長の前橋琴江さん(39)=富士市=。同じ施設で勤務をともにしてきた2人は長年、「母親が本当に安心して預けられる場所。母親の前進基地をつくりたい」と夢を膨らませてきた。
 急展開を迎えたのは2020年秋。渡辺さんと前橋さんの思いに共感する地元経営者が現れた。静岡仮設の木原直也代表(38)が2人が思い描いた新たな施設の運営企業を引き受け、1年たたずして施設が完成。多機能事業所に先行して6月以降、居宅介護事業と相談支援事業を始めた。
 9月1日に開業予定の多機能事業所では、児童発達支援と放課後等デイサービスを提供する。午前に児童発達支援として0~6歳児を受け入れ、午後は小1~高3の児童生徒を見守る。専門スタッフがタン吸引や経管栄養などの医療的支援とともに個別指導を行う。
 カフェを訪れるような感覚で過ごしてもらおうと、建物内はハワイアンな雰囲気の装飾や壁紙をちりばめた。渡辺さんと前橋さんは「思いが形になって感謝。これからの出会いにワクワクしている」と笑顔を見せた。
 

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