静岡県内5市の小中学校 月末まで夏休み延長 再開向けオンライン準備、感染防止徹底

 新型コロナウイルス緊急事態宣言発令中の静岡県内で最も早い24日の学校始業を予定していた12市町のうち、沼津、牧之原、御前崎、焼津、藤枝の5市の小中学校が今月末まで夏休みを延長することが23日、各市町への取材で分かった。各校は延長期間中にオンライン学習の準備や感染防止対策の確認などに取り組み、9月の学校再開に備える。

24日に小中学校が始業予定だった12市町
24日に小中学校が始業予定だった12市町
市内小中学校の夏休み延長を決めた焼津市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議=23日午前、焼津市役所
市内小中学校の夏休み延長を決めた焼津市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議=23日午前、焼津市役所
24日に小中学校が始業予定だった12市町
市内小中学校の夏休み延長を決めた焼津市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議=23日午前、焼津市役所

 「デルタ株への置き換わりで、夏休み前と状況は一変した」。いち早く延長を発表した沼津市教委は、感染の急拡大を理由に挙げる。再開予定の9月1日までを準備期間とし、各校でオンライン学習に対応できるようにするほか、教室内の座席間隔の点検、グループワークをはじめとした感染リスクのある活動の洗い出しなどを実施する。
 焼津市は23日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を市役所で開き、市内小中学校と幼稚園の夏休みを31日まで延長すると決めた。認可保育所と地域型保育事業所、放課後児童クラブは24日から31日まで家庭内保育を求める。
 予定通り24日に始業するのは裾野、熱海、富士宮、下田、掛川、菊川、吉田の7市町。裾野市は臨時の校長会を開くなどして全14校での再開を確認し、保護者に通知した。市は「市内の感染状況を踏まえた判断。子どもの学びを保障したい」(学校教育課)と再開に踏み切った。濃厚接触者の増加も想定し、オンライン学習の態勢を整える。
 菊川市で今週始業する7校は当面、午前中で授業を終え、給食は提供しない。吉田町は対面授業に並行して、希望者にオンライン授業を配信する。
 一方、静岡、浜松両政令市は現時点で予定通りの日程で再開する方針。小学6年の子がいる静岡市清水区の団体職員の女性(48)は夏休みの延長を希望しつつも「中学に入る前の重要な1年に学習機会を逸しないかも心配」と複雑な思いを語る。

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