電気機関車展示 ひろばオープン 富士・岳南富士岡駅 一部車内、開放も

 富士市の岳南電車(通称・岳鉄)が21日、所有する電気機関車を展示する「がくてつ機関車ひろば」を同市富士岡の岳南富士岡駅に開設した。同駅で完成記念式典があり、関係者がテープカットをして新たな観光拠点の誕生を祝った。製紙産業を長年支えた電気機関車が今後、同市の観光振興を担う。

ライトアップされた電気機関車=富士市の岳南富士岡駅
ライトアップされた電気機関車=富士市の岳南富士岡駅
ウッドデッキから復活した電気機関車を眺める関係者=富士市の岳南富士岡駅
ウッドデッキから復活した電気機関車を眺める関係者=富士市の岳南富士岡駅
ライトアップされた電気機関車=富士市の岳南富士岡駅
ウッドデッキから復活した電気機関車を眺める関係者=富士市の岳南富士岡駅

 ひろばは補助金など使って同駅舎西側に整備した。90年以上前に製造された車両を含む貴重な電気機関車4台を展示した。汽笛や前照灯、パンタグラフを復元し、ウッドデッキや展示車両を解説する案内板を設置した。夜間照明やフェンス、通路も整えた。
 2012年に貨物輸送が廃止されるまで活躍し、同駅に置かれたままだった電気機関車4台は、塗装職人の団体「塗魂ペインターズ」や鉄道愛好家団体「私鉄EL愛好会」の手で復元され、現役当時の姿を取り戻した。
 空気系統などを補修した同愛好会の小崎裕太代表らは「汽笛やパンタグラフ、ブレーキなどパーツが可動する私鉄の電気機関車は他にない。みんな注目している」と話した。
 式典では汽笛やパンタグラフが動く様子を披露した。石井謙一社長は乗客減少の苦境を伝え、「地域の足の確保に、観光誘客も必要。ここを出発点に、魅力作りや沿線の活性化を図りたい」と述べた。夜間にはライトアップも行った。
 9月末までの土曜、休日は1927(昭和2)年製の「ED291」など一部の車内を開放する。機関車グッズなどの特設物販ブースも設ける。今後、現役運転士によるミニガイドを実施予定。
 (富士支局・青島英治)

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