静岡・匠宿にビール醸造所 福山さん「多様性表現」今冬にも稼働

 静岡県内2カ所でビール醸造に携わった醸造家福山康大さん(32)=静岡市駿河区=が、同区丸子の観光施設「駿府の工房 匠宿」内に新しい醸造所を開くことがこのほど決まった。稼働すれば、市内4カ所目のビール醸造所となる。

醸造所予定地内で発酵タンクを設置する位置を検証する福山さん=静岡市駿河区の匠宿
醸造所予定地内で発酵タンクを設置する位置を検証する福山さん=静岡市駿河区の匠宿

 かつての飲食施設の一角に240リットルの発酵タンク5基、原料の麦芽やホップの貯蔵庫などを設置し、多様なビールを提供する。米国から輸入するタンクなど資機材の到着、申請済みの酒類製造免許の取得を経て、今冬に醸造開始する予定。
 青森県出身の福山さんは静岡市葵区のアオイブリューイング、富士宮市のフジヤマハンターズビールで醸造経験を積み、ことし静岡醸造株式会社(静岡市駿河区)を設立。知人の紹介を受けて匠宿での醸造を決めた。福山さんは「ビールの最大の魅力である多様性を表現したい」と意欲を語った。
 匠宿は4月から同市葵区の建築設計業「創造舎」が指定管理者となり、リニューアルを進めている。醸造所設置もその一環。隣接する新たな飲食スペースで、出来たてのビールが飲めるようにする。杉山浩太営業宣伝課長は「施設の魅力の一つとして確立させたい」と期待を込めた。
 

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