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特集 : ものづくり最前線

指先教材、発達障害支援や認知症予防に ベル・エージェント(磐田市)【静岡ものづくり最前線】

 発達障害のリハビリテーションや認知症予防のために、指先の使い方や空間認知能力を鍛えることができる。作業療法士として、15年間の活動経験がある鈴木紀子代表(41)が、リハビリの専門家がいない施設や自宅でトレーニングできるように開発した。

発達障害のリハビリや認知症予防に使う指先教材
発達障害のリハビリや認知症予防に使う指先教材

 クマのキャラクターの補助具を割り箸に付けて小物を挟み皿に運ぶ「お箸の練習セット」や、赤や黄色など直径1センチのプラスチックをボードの穴に差して見本通りに並べる「ペグ」のほか、洗濯バサミで指先の筋力を鍛える器具やひもにさまざまな形のビーズを通す器具などがある。
 商品は全て手作り。子どもから高齢者まで利用者のレベルに合わせて難易度を調整できる。専門家や利用者の意見を反映して使いやすさを重視し、従来のリハビリ用器具と比べて安価に設定した。使用方法を示す説明書を同封し、専門知識がなくても自宅などで使える。
 鈴木さんは「発達の支援が必要な子どもたちは褒められる機会が少ない。苦手意識を持たず、『できた』という自信につなげることもできる」と話す。
 販売は、ホームページやハンドメードアプリ「Creema(クリーマ)」などで行っている。

 企業情報 磐田市元天神町7の7。2017年設立。開発から販売まで鈴木さん一人で行う。

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