外国人の組織的万引、全国で ドラッグストア標的、盗品換金が目的

 外国人による組織的な万引犯罪が、全国的な問題となっている。盗品の換金が主目的で、品数が豊富で店舗面積が広く店員が少ないドラッグストアが狙われるケースが多い。静岡県警捜査3課によると、県内では今年6月末までに、ドラッグストアを狙った万引を外国人以外の犯行も含めて約200件認知し約1400万円の被害が出ていた。
 小売業界団体でつくるNPO法人全国万引犯罪防止機構によると、外国人窃盗団の構成員は不法在留者が多く、大組織ではなく身内で集まった小規模グループが全国に散らばる形となっている。盗品の買い取りを行う人間が何を盗むか窃盗団に対して指示する場合もあり、換金で得た金は生活費や本国への送金に使われるという。
 窃盗団は商品棚からかごに入れる役、かごからカバンに入れる役、見張り役、自動車の運転手など複数人で役割を分担し、一日に連続して犯行を重ねていくことが多い。同機構の光真章事務局長(73)は「不審者の積極的な通報など警察との連係が重要。近隣店舗で被害について情報共有を進めることも有効だ」と指摘した。

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