演劇が果たす「役割」は 磐田でSPAC総監督
静岡県西部の舞踊団やバレエ教室などでつくる「佐藤典子同門会」は15日、県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聰芸術総監督(62)を講師に招いた講演会を同市見付のワークピア磐田で開いた。「演劇が果たす役割」と題し社会における舞台芸術の重要性を訴えた。

宮城総監督は、多様性を認める役を近代芸術は担ってきたと指摘。「会員制交流サイト(SNS)やインターネットは価値観の違う人との溝を深くする」とした上で、「人同士が対面で会うことが、さまざまな価値観が共存できる社会をつくる」と話した。
SPACの活動意義についての紹介や、佐藤さんが企画・監修した映像作品の上映も行われた。