木の香漂うキッズ工房オープン♪ 静岡「駿府の工房 匠宿」 オクシズ材に触れ、学び、感性はぐくむ

 5月にリニューアルオープンした静岡市の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」(同市駿河区丸子)に新たな施設が誕生したと聞いて、早速訪ねてみた。

「角度」のイメージを捉えてもらおうと作った「ぐるぐるウッドデッキ」=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
「角度」のイメージを捉えてもらおうと作った「ぐるぐるウッドデッキ」=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
ボールを転がすと音楽を奏でる「輪唱のわ」=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
ボールを転がすと音楽を奏でる「輪唱のわ」=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
木のブロック「しずレンガ」。オクシズのスギとヒノキが使用されている=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
木のブロック「しずレンガ」。オクシズのスギとヒノキが使用されている=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
木育スペースの床、壁は一面オクシズ産の無垢材を使用している。空間全体で木のぬくもりを感じることができる=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
木育スペースの床、壁は一面オクシズ産の無垢材を使用している。空間全体で木のぬくもりを感じることができる=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
「角度」のイメージを捉えてもらおうと作った「ぐるぐるウッドデッキ」=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
ボールを転がすと音楽を奏でる「輪唱のわ」=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
木のブロック「しずレンガ」。オクシズのスギとヒノキが使用されている=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
木育スペースの床、壁は一面オクシズ産の無垢材を使用している。空間全体で木のぬくもりを感じることができる=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」

 地元静岡産の木材をふんだんに使用した「工房 空と森」。リニューアル前の「駿府匠宿」のおもしろ体験館を改修した。「空と森」は、木育スペース、イベントスペース、「ママ楽キッチン」の3ゾーンで構成する。木育スペースには、木のぬくもりに触れつつ、学びにもつながる木育遊具を揃えたという。
 木育スペースの入口に立つと、ヒノキやスギの心地よい香りが漂ってきた。床や壁は一面、「オクシズ」と呼ばれる市内中山間地の無垢材を使用している。木に包まれるような柔らかい空間が広がる。
 まず目に飛び込んでくるのは、直径3.6メートルの巨大な円形の遊具「ぐるぐるウッドデッキ」。厳密には、頂角が10度の二等辺三角形の板を36枚組み合わせた36角錐の形をしている。使用している木材はオクシズ産のヒノキ。市内の家具職人が寸分の狂いなく組み合わせて仕上げた特注品という。
 木の表面には、分度器のように角度を測るための線と数字が刻まれている。施設の指定管理者「創造舎」営業宣伝課長の杉山浩太さんは「ノートの上の1度の違いはわずかなものだが、このデッキでは1度の幅が3センチにもなる。ものづくりの基本にもなる『角度』というものを体感してもらえれば」と狙いを説明する。
 階段のように敷かれた板の上を木のボールが転がり、木琴のように音楽を奏でる「輪唱のわ」は、木工アーティストつちやあゆみさんの作品をオクシズ材で制作した。子どもがボールを転がすたびに、ポンポンと音が響き渡る。ほかにも、木のブロックを自由に組み立てて遊ぶ「しずレンガ」など、想像力をはぐくむための遊具が並ぶ。
 匠宿は、静岡の伝統工芸に親しんでもらい、ものづくりの担い手の育成にもつなげることを目指した施設。杉山さんは「木の質感や香りを感じながら感性を伸ばす遊びは、ものづくりを担う職人や作家を育てる第一歩。これからも様々なイベントを企画していきたい」と話す。
 木育スペースは、プレオープン期間を経て、17日から通常営業がスタートする。体験料は300円(プレゼント付き45分間)。新型コロナウイルス対策として定員は子ども10人までとし、入れ替えのたびに消毒する。
 イベントスペースでは、静岡ゆかりの模型メーカー6社による展示や、ミニ四駆コースを設置している。9月5日までで、入場無料。ママ楽キッチンは、キッチンや授乳室を備えたレンタルスペースとして今後オープンする予定。

いい茶0
メールマガジンを受信する >