緑茶成分にコロナ不活化効果 ウイルスの細胞感染力を抑制 静岡県環境衛生科学研

 静岡県は10日、県環境衛生科学研究所(藤枝市)が緑茶成分に新型コロナウイルスを不活化する効果があることを、6月に日本食品微生物学会の学会誌へ投稿したと明らかにした。試験管レベルで緑茶成分のエピガロカテキンガレート(EGCG)に、ウイルスが細胞に感染する力を抑制する効果が認められた。

 研究は2020年度に県農林技術研究所茶業研究センター、県立大と共同で実施した。新型コロナウイルスと緑茶に含まれるEGCGなど4種類のカテキンそれぞれを混合し、培養細胞へ接種して不活化効果を検証した。
 同日の県議会産業委員会で報告した。細谷勝彦農林水産担当部長は「専門家の査読を経て論文が受理されたことを確認した後、科学的エビデンスに基づく正確な情報として速やかに公表したい」と説明した。国内では京都府立医科大なども関連の論文を発表しているため、県はシンポジウム開催などを通じて情報を発信し、茶業振興につなげる考えを示した。

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