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熱海土石流 被災地に避難指示発令へ 7日の日中にも 台風10号備え

 熱海市伊豆山の大規模土石流で、斉藤栄市長は6日の記者会見で、東日本に接近する見込みの台風10号に備え、早ければ7日の日中にも被災地を対象に避難指示を出す考えを示した。市は避難所になっている市内2カ所のホテルのうち、ウオミサキホテルを7日朝で閉鎖する。市は避難者が帰宅するか避難を継続するかの意向確認を進めている。
 避難指示は7月26日に台風8号が接近した際にも、災害対策基本法に基づき発令した。台風10号は7日夕から雨が強まる見込みで、斉藤市長は「(指示発令の)時間は決めていないが、暗くなる前に避難を完了してほしい。大雨注意報の発表が一つの目安になると思う」と述べ、前回同様、消防団などに協力を得て住民に周知する考えを示した。
 国道135号の逢初(あいぞめ)橋付近は、時間雨量10ミリ以上、連続雨量50ミリ以上を観測した場合などに通行止めになる。市はホームページなどで情報発信に努める。
 ウオミサキホテルには6日午後2時現在、57人が避難している。市は避難継続を望む人をもう1カ所のホテルに移すなどの対応を検討している。

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