東京五輪・卓球女子団体 日本「銀」 打倒中国ならず、ストレート負け 悔しさはパリへ

 東京五輪第14日の5日、卓球女子団体決勝で石川佳純(28)=全農=、伊藤美誠(20)=スターツ、磐田市出身=、平野美宇(21)=日本生命、沼津市出身=の日本は中国に敗れ、銀メダルだった。伊藤は今大会3個目のメダル。

卓球女子団体で銀メダルを獲得し笑顔を見せる(右から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇=5日夜、東京体育館(写真部・久保田竜平)
卓球女子団体で銀メダルを獲得し笑顔を見せる(右から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇=5日夜、東京体育館(写真部・久保田竜平)
卓球女子団体決勝の第1試合ダブルスで中国ペアと対戦する石川佳純(左)、平野美宇組=東京体育館
卓球女子団体決勝の第1試合ダブルスで中国ペアと対戦する石川佳純(左)、平野美宇組=東京体育館
卓球女子団体決勝の第2試合シングルスで孫(中国)と対戦する伊藤美誠=東京体育館
卓球女子団体決勝の第2試合シングルスで孫(中国)と対戦する伊藤美誠=東京体育館
卓球女子団体決勝で中国に敗れはしたものの銀メダルとなりスタンドに手を振る(左から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇、馬場美香監督=東京体育館
卓球女子団体決勝で中国に敗れはしたものの銀メダルとなりスタンドに手を振る(左から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇、馬場美香監督=東京体育館
卓球女子団体で銀メダルを獲得し笑顔を見せる(右から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇=5日夜、東京体育館(写真部・久保田竜平)
卓球女子団体決勝の第1試合ダブルスで中国ペアと対戦する石川佳純(左)、平野美宇組=東京体育館
卓球女子団体決勝の第2試合シングルスで孫(中国)と対戦する伊藤美誠=東京体育館
卓球女子団体決勝で中国に敗れはしたものの銀メダルとなりスタンドに手を振る(左から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇、馬場美香監督=東京体育館


 ▽女子団体決勝
中国 3(単2―0 複1―0)0 日本
○陳夢 王曼昱 3(9―11 11―6 11―8 11―7)1石川(全農) 平野(日本生命) 
○孫穎莎 3(11―8 11―5 3―11 11―3)1 伊藤(スターツ) 
○王曼昱 3(11―5 11―9 11―3)0 平野


 ■卓球王国に完敗 悔しさはパリで晴らす
 打倒中国を目指してきた卓球の日本女子代表。行われた東京五輪(東京体育館)の決勝は、その育成と強化の成果をぶつける舞台だった。結果はストレートで敗戦。「楽しくできた。でも悔しい気持ち」と伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)。平野美宇(日本生命、沼津市出身)は「この舞台に立てたことに感謝したい」と静かに語った。
 リオデジャネイロ五輪から5年、日本の目覚ましい進化が王国を本気にさせた。
 卓球人気をけん引してきた福原愛さんを継ぐ人材育成の中で、幼少時から注目を集めてきたのが平野と伊藤。今大会サポートメンバーの早田ひな(日本生命)を含めた黄金世代が育った。馬場美香監督は「10年、20年先を見据えて育成、強化してきた」と言う。
 15歳でリオ五輪に出場した伊藤の台頭で、日本は世代交代にかじを切った。平野は2017年のアジア選手権で丁寧、陳夢ら中国選手を連破して優勝。2人の出現は、世代交代が遅れていた中国の危機感をあおった。
 東京五輪の1年延期により中国は世代交代を加速させた。丁寧らベテランを外し、20歳の孫穎莎を選出。団体戦の直前にも不安要素のある劉詩雯と22歳の王曼昱を入れ替えた。団体メンバー3人とも五輪初出場という思い切った布陣は日本を警戒してのことだ。
 「中国に勝ってこそのメダル」。伊藤はシングルスで日本女子初の銅メダルを獲得しても喜ばなかった。団体も悔しい銀メダル。視線は既に3年後のパリ五輪を見据えている。
 (結城啓子)

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