テーマ : 熱海土石流災害

熱海の小学校に3人追加配置 静岡県教委、教員と養護教諭 土石流災害対応、伊豆山小など支援

 静岡県教委は4日までに、熱海市で発生した土石流災害の対応として、市内の小学校に教員2人と養護教諭1人の加配を決めた。このうち、土石流の現場に近い伊豆山小には、夏休み明けから教員と養護教諭各1人を配置する。
 伊豆山小は夏休み前の7月中は、市内2カ所の施設に分散して授業を行った。県教委義務教育課によると、同小は通学路の安全確保の見通しが立たないことや、避難生活を送る児童が在籍していることなどから、夏休み明けに元の校舎で授業を再開できるかどうかは未定という。分散での授業に対応するため、教員と養護教諭を加配する。
 加配教員のうちもう1人は、自宅が被災した別の小学校の教員を支援するため配置する予定。
 県教委は県議会6月定例会に上程中の2021年度一般会計補正予算案にも、スクールカウンセラーを追加派遣する費用として970万円を計上した。市内には元々、中学校区に1人ずつカウンセラーを配置しているが、被災地域が学区内にある伊豆山小と熱海中にはそれぞれ、年度末まで毎日相談を受ける態勢を組むようにする。

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