過去最多202人 8月4日の静岡県内 国の指標「ステージ4」へ引き上げ妥当【新型コロナ】

 静岡県内で4日、過去最多となる202人の新型コロナウイルス感染が確認された。これまで最多だった7月31日の168人を上回り、初めて200人を超えた。県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は4日夜のオンライン会合で、県内の感染状況は国の指標で最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)への引き上げが妥当とした。

静岡県内の新型コロナウイルス感染者(4日現在)
静岡県内の新型コロナウイルス感染者(4日現在)
静岡県内の新型コロナウイルス感染者(4日現在)

 直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は25・4人。ステージ4の基準(25人以上)を上回り、過去最高になった。浜松市と焼津市、沼津市では新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
 県は焼津市と沼津市の事業所で新たなクラスターを認定した。いずれも関係する従業員が特定されているとして、事業所名は公表していない。
 浜松市の新規感染は過去最多の54人。大型連休後に感染者が急増した5月27日の45人を上回り、鈴木康友市長は2度目となる市独自の「感染拡大警戒宣言」を発令した。緊急事態宣言発令地域などへの不要不急の往来自粛を求めた。市内の学習塾で新たなクラスター発生を認定し、4日までに生徒、講師ら計20人の感染を確認した。
 静岡市は36人の感染を確認した。同市の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は21・53人。
 県は3日に公表した沼津市の1人を陽性者数から除外した。県内累計感染者数は1万1411人(再陽性者を含め1万1412人)。

■デルタ株感染力「脅威」 県、不織布マスク推奨
 4日の県内は過去最多の202人の新型コロナウイルス感染が新たに確認され、政府がまん延防止等重点措置を適用する方針を固めた。感染急増の最大の要因はインド由来のデルタ株への急速な置き換わりで、7月下旬時点で全体の4割を占めた。県によると、感染力は従来株より8倍程度強いといい、水ぼうそうに匹敵するとされる。1週間の感染者数は4週間前の約160人から900人超に激増。県や県内医療機関の関係者は「驚異的」と危機感をあらわにする。
 県によると、7月23日に磐田市の学校で認定されたクラスター(感染者集団)では、感染者にウレタン製マスクの着用が多かったとの報告があったという。クラスターとの因果関係は明らかになっていないが、ウレタン製は予防効果が劣るとのデータがあり、県は「感染力が強い環境下では不織布マスクを一層推奨する」と呼び掛ける。
 県内では事業所での集団感染が増えているのも特徴。日ごろ顔を合わせる同僚らと共にする職場空間が感染対策の緩みにつながっているとみられる。デルタ株は働き盛りの30~40代でも高血圧や肥満、糖尿病など基礎疾患があると重症化する恐れがあり、県健康福祉部の後藤幹生参事は「同居家族以外との接触回避を徹底するなど感染しない警戒が今まで以上に必要」と強調する。

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