「感染爆発起きる」「今が分水嶺」 静岡県病院協会長、強い危機感表明

 静岡県病院協会の毛利博会長は3日、県内の新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、県と合同で緊急記者会見を開いた。インド由来のデルタ株に主流が置き換わりつつある「第5波」は感染のスピードが従来と異なるとし、「適切に対応しないと感染爆発が起きる」と強い危機感を示した。

会見で強い危機感を示す毛利博会長=3日午後、静岡県庁
会見で強い危機感を示す毛利博会長=3日午後、静岡県庁

 毛利会長はデルタ株の感染力が水ぼうそう並みだとする米国機関の報告を引用した。コロナ患者は通常の疾患より多くの看護師を必要とするため、「医療資源には限界がある。感染者が増えれば逼迫(ひっぱく)し、崩壊する」と懸念した。
 その上で、感染抑制に向け「今が分水嶺(れい)だ。(感染状況の悪化により)100カ所の病院に患者受け入れを断られた東京の事例は対岸の火事ではない」とし、お盆に県境をまたいだ移動を自粛するよう県民に呼び掛けた。緊急事態宣言の発令は効果を疑問視した。
 新型コロナの患者に対応する病床確保については「ほとんどの病院で酸素投与できる。そうした病院が患者を診る体制を構築できるか真剣に議論する必要がある」とし、各医療機関に協力を求めた。

 

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