麦ストロー活用 海プラ問題提起 静岡農業高生 企業、店舗に賛同呼び掛け

 静岡農業高(静岡市葵区)環境科学科の学生グループ「いきものがかり」がこのほど、栽培から加工まで生徒が手がけた麦のストローを活用し、海洋プラスチックごみ問題を提起する「シズオカ ストロープロジェクト」を始めた。活動の輪を広げようと、企業や店舗などにも賛同を呼び掛ける。

栽培から加工まで手がけた麦ストローでプロジェクトを始めた「いきものがかり」メンバーら=静岡市葵区
栽培から加工まで手がけた麦ストローでプロジェクトを始めた「いきものがかり」メンバーら=静岡市葵区

 いきものがかりは、小さな子どもたちに農業に興味を持ってもらおうと取り組む生徒有志の教育活動団体。野菜や動物といった身近な素材を題材にオリジナル教材を作製し、科学館や放課後児童クラブなどに出向いてワークショップを開いている。
 プロジェクトは、コロナ禍で校外活動が制約を受ける中で始めた新しい教材作りがきっかけという。昨秋から校内で六条大麦を育て、実は麦茶に焙煎(ばいせん)。ストローは、わらの洗浄や加工に工夫を重ね、商品化した。
 今後は、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の実現につなげようと、県内の店舗や企業に麦ストローの活用を呼び掛けていく方針。
 店舗などに募金箱の設置協力も求め、募金を寄せてくれた人には100円ごとに1ダース(12本)を提供する。集まった資金は、県が進める「海洋プラスチックごみ防止6R県民運動」に役立ててもらう予定。メンバーの杉山らい君(16)は「僕たちの活動が、多くの人にプラスチックごみ問題に関心を持つきっかけになればうれしい」と話した。
 (経済部・石井祐子)

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