16年来ライバル「みうみま」 五輪舞台で「金」へ共闘 卓球女子団体

 東京五輪の卓球女子日本代表が1日、ハンガリーとの団体戦初戦に臨む。幼いころから同い年のライバルとして注目されてきた伊藤美誠(20)=スターツ、磐田市出身=と平野美宇(21)=日本生命、沼津市出身=の「みうみま」コンビが、五輪の舞台で金メダルを目指して力を合わせる。

幼いころの平野美宇(左)と伊藤美誠(右)
幼いころの平野美宇(左)と伊藤美誠(右)
伊藤美乃りさん
伊藤美乃りさん
平野真理子さん
平野真理子さん
幼いころの平野美宇(左)と伊藤美誠(右)
伊藤美乃りさん
平野真理子さん

 「2人そろってここまで来られたことは奇跡」。平野の母真理子さん(52)と、伊藤の母美乃りさん(45)は口をそろえる。同世代には「(福原)愛ちゃん2世」と言われた逸材が大勢いた。「みんなで切磋琢磨(せっさたくま)してきた」と真理子さん。美乃りさんも「一人だったら、ある程度のところで満足しちゃっていたと思う。美宇ちゃんがいることで、まだやれると思えた」と振り返る。
 出会いは4月生まれの平野が5歳、10月生まれの伊藤が4歳のころ。試合会場で意気投合した。積極的な伊藤とおっとり型の平野。先に注目されていた平野に伊藤が「友達になりたい」と猛アタックした。試合後に食事に行ったり一緒に練習をしたり。「みうみま」として話題になり、そろってテレビに登場することも増えた。美乃りさんは「美宇ちゃんの粘り強さと美誠の度胸。お互いがお互いのいい部分に刺激を受けていた」と話す。
 山梨県で行われた小2以下の大会で5歳の時にダブルスを組んだのが最初。2014年のドイツオープンで優勝し、2人の合計年齢(27歳145日)は最年少のギネス記録に認定された。前陣での高速ラリーを得意とする戦型が重なり、ダブルスを解消してからはシングルスでの激しいライバル争いが続いた。
 16年のリオデジャネイロ五輪で団体銅メダルを獲得した伊藤とサポートメンバーだった平野。東京五輪の代表争いは、悔しさを糧にした平野の16年のワールドカップ大会最年少優勝で幕を開け、伸び悩んでいた伊藤の闘争心を呼び覚ました。打倒中国の期待を背負い続けてきた世代最強の2人が、最高峰の舞台で共闘する。
 (運動部・結城啓子)
 

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