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1人死亡確認 熱海土石流、依然6人行方不明

 熱海市伊豆山の大規模土石流で、市は27日、台風8号の本州接近に伴い被災地域の一部に発令していた避難指示を午後5時に解除した。捜索現場では新たに1人の遺体が見つかった。身元確認を進めている。土石流による犠牲者は22人。依然6人の行方が分かっていない。
 市は台風の影響で土石流の起点付近で小崩落が起きる可能性があるとして、独自の判断で26日に被災地域3町内会の約270軒に避難指示を出した。
 27日は午前を中心に小雨が降ったものの捜索活動に中断はなく、現場で崩落なども起きなかった。午後5時時点で、32人が避難所としていた地元の宿泊施設に身を寄せていた。
 斉藤栄市長は同日の記者会見で「気象庁と意見交換した結果、二次災害のリスクが低くなったと判断した。今後も通常より安全を重視して対応したい」と述べ、避難指示発令の基準や対象エリアの決め方などを検討する考えを示した。

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