熱海土石流 盛り土の検証に半年 副知事が会見、学会に評価依頼 

 熱海市伊豆山で発生した大規模土石流で盛り土崩落が被害を拡大させたとする問題を巡り、難波喬司副知事は27日の記者会見で、崩落の発生原因究明や行政手続き検証の作業が終わるまでに半年ほどかかるとする見通しを示した。静岡県が作成した調査報告書を学会などの学術機関に依頼する方向で調整していることも明らかにした。
 県は難波副知事を中心に、盛り土崩落の物理的なメカニズムを究明するチームと、関係法令の許認可権限を持つ熱海市や県の行政手続きに関する資料を調べるチームを設置。調査結果を公表した上で第三者に評価を委ねる方針を示している。
 メカニズム究明の第三者評価について、難波副知事は「調査報告書は県が作り、第三者がそれを検証するやり方にしたい」と述べ、検証を求める依頼先として土木学会や地盤工学会、砂防学会を例示した。
 行政手続きの確認作業に関しては「部分的な情報で判断せず、時系列で全部整理する。(整理完了後に)全体像を必ず出すことを約束する」と説明。事実関係を確認する関係資料の整理に3カ月ほどかかるとした上で「原因がどこにあったのか、手続きが機能していたのかを分析するために、(3カ月より)もう少し時間がかかる」とした。
 川勝平太知事が表明している県土採取等規制条例の改正作業は並行して進めるという。
 (政治部・大橋弘典)

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