テーマ : 福祉・介護

安心求め早めに行動 熱海伊豆山地区 台風で避難指示 住民 ためらいも

 台風8号の接近に備え、26日に熱海市から避難指示が出た同市伊豆山の被災3地区。地区内の家屋を押し流した土石流の記憶は生々しく、警戒感から多くの人が早めに行動を起こした。一方、体調面の不安などから避難をためらう声もあり、住民の複雑な心情が垣間見えた。

避難場所へ向かうバスに乗り込む住民=26日午後、熱海市伊豆山
避難場所へ向かうバスに乗り込む住民=26日午後、熱海市伊豆山

 仲道地区では、町内会役員と消防団員が約30軒を回って指示内容を説明。住民は迎えのバスや自家用車で避難場所へ向かった。同町内会の高橋照幸副会長(65)は「現場に近い人ほど不安感があるようだ。避難はやむを得ない」と話した。浜地区の1人暮らしの60代女性は「20日に自宅へ帰ったばかりだが、停電が不安で用心した。ホテルなら大勢いるので安心できる」と避難先への道を急いだ。
 一方、同地区の女性(87)は「避難はしたいが、足腰が不自由なので家から出るのは厳しい」と訴えた。同居の母親(79)を連れて避難した岸谷地区の菊地正敏さん(54)は「母は認知症があり、再度の避難生活でストレスを感じないか心配」と困惑の表情を浮かべた。

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