静岡 投打かみ合い富士市立に快勝 高校野球静岡大会準々決勝

静岡―富士市立 6回表静岡2死二塁、渋谷が左前適時打を放つ=草薙球場
静岡―富士市立 6回表静岡2死二塁、渋谷が左前適時打を放つ=草薙球場

▽準々決勝(草薙第2試合)
静岡
2130010―7
0000000―0(7回コールド)
富士市立
▽三塁打 渋谷(静)▽二塁打 高須、山岸(静)▽ボーク 滝2(富)

 【評】静岡は投打がかみ合い、富士市立をコールドで退けた。
 静岡は初回、先頭の渋谷の三塁打を皮切りに金子と池田の適時打で2点を先制。三回には相手の失策が絡んで3点を加えた。先発高須は変化球のコントロールがさえ、六回を無失点。相手に流れを渡さなかった。
 富士市立は走者を出しながら打線にあと一本が生まれず。三回は野手に失策が続いて追加点を許し、先発の滝をもり立てることができなかった。


 ■静高・渋谷 2試合連続の猛打賞
 静岡は投打に充実ぶりを見せ、危なげなく4強入りを決めた。池田監督は「低く強い打球を打ち返す意識が結果につながった」とチームの約束事が身を結んだことを評価しつつ、「6点とってから緩みが見えた」と反省点も忘れなかった。
 打線を活性化させたのは1番渋谷。初回に先制点を呼び込む三塁打を放ち、攻撃に停滞感が見え始めた六回は点差を7に広げる適時打。2試合連続の猛打賞で存在感を示した。「甘い球が来たら初球でも狙っている」。指揮官が求める積極性を表現し、切り込み隊長の役割を果たした。
 先発高須は直球が思い通りに走らない中、感覚の良かった変化球を生かして安定した投球を披露。今大会無失点が続き、「甲子園で勝つことが目標。一戦一戦全力で向かう」と表情を引き締めた。

 ■2年生主体の富士市立「来年こそ甲子園」
 第4シードの静岡にコールド負けした富士市立。球場の雰囲気や相手の圧にのまれ、最後まで自分たちの野球ができなかった。
 チームは今の2年生主体で1年間戦ってきた。最上級生の滝主将は「下級生の意識の違いがあった」と始動時の苦労を振り返った。それでも徐々に結束力を高めて夏を迎え、4回戦では選抜出場の三島南を下す大金星を挙げた。
 滝主将は悔しさをかみしめ「来年こそ甲子園に行けると信じている」と夢を託した。この日4度の盗塁阻止で貢献した捕手の2年杉山は「経験を糧に新チームを引っ張りたい」と涙ながらに誓った。

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