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土石流起点に観測装置 国交省 砂防工事へ準備作業 熱海土石流

 国土交通省中部地方整備局は21日、熱海市伊豆山の土石流の起点付近で、緊急的砂防工事に向けた安全対策装置の設置作業を始め、GPS観測装置を1カ所置いた。

国の砂防工事に向け、観測装置の設置作業を開始した土石流の起点付近=21日午前、熱海市伊豆山
国の砂防工事に向け、観測装置の設置作業を開始した土石流の起点付近=21日午前、熱海市伊豆山

 装置はGPS観測装置を計4カ所、ワイヤセンサーを1カ所に設置する。地盤のずれや落石などを観測し、二次災害を防ぐ監視体制の強化を図る。
 国は土石流が流れた逢初(あいぞめ)川中流部に、仮設のブロック堤防と砂防ダムを建設予定。完成には1年程度を見込む。
 同日、中部地方整備局の対策チームが現地に派遣された。現場の測量や設計、関係機関との調整役を担う。
 河川工事課の角田隆司課長は「現場は雨が降れば二次災害のおそれがある」とした上で、「安全性を確保し、一刻も早く完成にこぎつけたい」と話した。

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