富士山一周サイクリング 静岡県側ルート設定 国指定目指し、路面表示など整備へ

 富士山周辺の5市町と県、国土交通省でつくる「ぐるり富士山風景街道行政連絡会」は20日までに、「富士山一周サイクリングルート」の静岡県側ルートを設定した。富士山麓を通る国道を活用し、道の駅や観光施設などを結ぶ約70キロ。ナショナルサイクルルート(NCR)の指定を目指し、路面表示や案内看板、休憩施設など走行環境の整備を進めていく。

富士山一周サイクリングルート
富士山一周サイクリングルート

 ルートは国道138号、139号、469号を中心に設定し、道の駅「すばしり」(小山町)や富士山こどもの国(富士市)、道の駅「朝霧高原」(富士宮市)などを通る。東京五輪自転車ロードレースのコースと重なる区間もある。
 NCRに指定されると国内外への発信力が高まる。指定要件として自転車が通りやすい走行空間が求められ、自転車の進行方向を示す矢羽根などの整備が必要となる。行政連絡会は整備の内容や時期を取りまとめた計画の策定を進めていく。また、山梨県側を含めた一周ルートの設定を目指して同県にも働き掛ける。
 静岡県の担当者は「民間施設の協力も必要。東京五輪・パラリンピックが機運の高まるきっかけになれば」と期待する。
 このサイクリングルートと関連した「接続ルート」「引き込みルート」も計99キロにわたって設定した。接続ルートは富士、富士宮、沼津、三島の市街地や主要な鉄道駅も経由し、5月にNCRに指定された太平洋岸自転車道を結ぶ。引き込みルートは地域の活動拠点となる御殿場駅、富士山樹空の森(御殿場市)、裾野市運動公園などをつなぐ。

いい茶0
メールマガジンを受信する >