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熱海土石流被害の就労支援施設が再出発 駅近くのビルに仮移転 「まずは安定的活動を」

 大規模土石流が発生した熱海市伊豆山の障害者就労支援施設「心象めぐみ会共同作業所」が16日までに、JR熱海駅近くのビルに仮移転した。伊豆山地区の施設は直接被災しなかったが、地域一帯が立ち入り禁止になり、当面の閉所を決めた。施設担当者は「利用者の支援を継続していきたい」と意気込む。

新天地で作業に励む利用者ら=16日午前、熱海市内
新天地で作業に励む利用者ら=16日午前、熱海市内

 移転先はビル内の貸し会議室。8人の施設利用者は作業机に向かい、手慣れた手つきで箱折りやエコバッグ作りなどに取り組む。作業を再開できた利用者の表情には、安心感や充実感が漂う。
 市の玄関口で再スタートを切った同施設は現在、受け入れを緊急支援が必要な利用者に限定しているが、今後は徐々に受け入れ人数を増やしたい考えだ。
 施設が伊豆山地区に開所したのは1994年。精神、知的、身体の障害者17人が通所し、同地区での清掃事業、冊子の印刷、エコバッグ作りなどを行ってきた。土石流発生後、利用者は自宅待機となり、状況を知った市議や、以前から付き合いのある同ビル関係者の協力で移転が実現した。
 伊勢井勝所長(70)は「日頃からのつながりのおかげで迅速に対応できた」と感謝し、「まずはこの場所で安定した活動を行い、将来的に再移転も検討したい」と前を向いた。

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