クラスター発生特養関係者 体験語る 静岡で研修【新型コロナ】

 静岡県老人福祉施設協議会は15日、新型コロナウイルス対策研修会を静岡市葵区で開き、感染者が発生した県内の福祉施設関係者らが体験談を発表した。

新型コロナのクラスター対応を振り返った研修会=15日午後、静岡市葵区
新型コロナのクラスター対応を振り返った研修会=15日午後、静岡市葵区

 同市駿河区の特別養護老人ホームなごみは1月から2月にかけて利用者と従事者計21人が相次いで感染し、クラスターになった。認知症の影響でマスクを外してしまう利用者から感染が広がり、施設内をゾーニングしたり、上下階の往来を禁止したりする対応に追われた。
 担当者は、防護服を着たスタッフを見て高齢者が「何があったの」と不安がったエピソードを紹介。混乱の中でも利用者を落ち着かせる施設運営の重要さを指摘した。施設名の公表については誹謗(ひぼう)中傷は1件もなく、「むしろ激励の花をいただくなどして励みになった」と振り返った。
 高齢者や障害者の福祉施設関係者約380人が会場参加、またはオンライン参加し、県立こども病院感染対策室長の荘司貴代医師も講演した。
 (社会部・河村英之)

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