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死者1人確認、計12人に 熱海土石流被害 避難者は別ホテルへ

 熱海市伊豆山で発生した土石流で、同市は15日、新たに1人の死亡を確認したと発表した。性別は不明。死者は計12人になった。市によると新幹線の線路山側で発見された。行方不明者は16人。
 斉藤栄市長は記者会見で、5日から避難所としてきた熱海ニューフジヤホテルの使用を20日で終了し、避難者(15日現在519人)は同日中に経営会社が同じ系列の市内2カ所のホテルに移ってもらう方針を示した。新たな避難所となるのは熱海金城館とウオミサキホテルで、開設期間はそれぞれ8月31日、同6日まで。
 市は各避難者に避難所生活の継続に対する希望などを聞く予定。2施設に振り分ける避難者の内訳を示していないが、悩み事や境遇などが近い人同士でグループ分けして振り分ける考えを示した。費用は市が負担する。
 12日に一度開始したものの、中止している被災者の一時帰宅については「安全確保できることが確認されるまで調整中」とした。
 一方、19、20の両日には順天堂大静岡病院(伊豆の国市)で避難者のワクチン接種も行うとした。これまで接種を受けていない12歳以上の避難者が対象で、市は該当者を約330人と想定。県の貸し切りバスで1日4便程度往復する見通し。

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