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静岡人インタビュー「この人」 秋野友美さん 御前崎小でウミガメ飼育を指導

 御前崎海岸で生まれた絶滅危惧種アカウミガメの飼育を伝統とする御前崎小で、児童や教員の相談に応じる。金魚販売店経営。45歳。

秋野友美さん
秋野友美さん

 ―御前崎小との縁は。
 「父が水質管理の指導や機器のメンテナンスに行くようになったのがきっかけ。私も手伝っていた。父からは8年前に亡くなる直前、『御前崎小のカメを頼む』と言われた」
 ―児童の様子は。
 「毎年9月に保護監視員からふ化したばかりの子ガメを譲り受ける。最初はろ過槽の掃除などを面倒に感じる子もいるが、カメが成長すると愛着が湧くみたい。学校に行くと『大きくなってるよ』と声を掛けてくれる」
 ―カメをわが子のように感じているとか。
 「学校は育てたカメを例年6~7月に海岸に放流している。実は、最近まで放流会に呼ばれても、行っていなかった。見ると泣いてしまうから」
 ―どんな思いで飼育に携わっているか。
 「自分の幼少期に比べると、砂浜に来るカメはとても少なくなった。少しでも御前崎や相良の海に戻ってくることを願っている。子どもも先生も飼育を楽しいと思ってもらえるようにお手伝いしたい」
     ◇
 学生時代は陸上走り高跳びの選手。日本選手権入賞、国体3位の経歴を持つ。
 (御前崎支局・木村祐太)

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