財産区の区有林活用 農林環境専門職大と協定 磐田市 実習、住民と協力も

 磐田市と県立農林環境専門職大(同市富丘)、同市敷地地区の敷地外四ケ字財産区の3者は15日、財産区の区有林活用に関する協定を締結した。学生が実習や研究のフィールドとして活用する。

協定を締結した鈴木学長(右)、草地市長(中央)、乗松財産区議長=磐田市役所
協定を締結した鈴木学長(右)、草地市長(中央)、乗松財産区議長=磐田市役所


 市北部に位置する同財産区の面積は約400ヘクタールで大半を森林が占める。学生は区有林の一部に定期的に入り、スギやヒノキの植林や間伐の実習、ドローンを使った森林の調査などに取り組む。地元行事への参加など地域との連携も深める。
 市役所で開かれた締結式で、財産区管理者の草地博昭市長は「森をどう活用していくかは可能性であり課題。人の手がしっかり入る山にしていくためにも、存分に力を貸していただきたい」と呼び掛けた。同財産区の乗松弘泰議長は「下草刈りや間伐を定期的に行っているが、シカの食害も増えている。今後の林業を一緒に考えていければ」と述べた。
 鈴木滋彦農林環境専門職大学長は「生産の現場と消費者の間を近づけることを教育の中で重視している。森の状況に合わせた多様な実習に役立てていきたい」と述べた。
 市によると、財産区の区有林活用で大学と協定を結ぶのは全国的にも珍しいという。市内では昨年7月の万瀬財産区と静岡大の協定締結に続き2例目。
 (磐田支局・山本雅子)

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