静岡県内の盛り土、緊急点検 県 熱海土石流災害受け

 静岡県は14日、熱海市伊豆山の大規模土石流で県土採取等規制条例違反の状態だった盛り土の崩落が被害拡大につながったとして、15日から30日にかけて県内の盛り土の緊急点検を実施すると発表した。全35市町にも所管する盛り土の点検を要請する方針。
 法令に違反して現在も行政が指導を継続している箇所や、山間部にある高さ15メートルを超える規模の盛り土が対象。同条例だけでなく、都市計画法(開発許可)、宅地造成等規制法(宅地造成許可)、森林法(林地開発許可、保安林内土地形質変更許可、伐採届)に関連する盛り土も含める。
 届け出や許可の書類を全て確認するほか、目視による現地確認も進めて、盛り土崩落の兆候や湧水の異常の有無などをチェックするという。

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