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静岡人インタビュー「この人」 中村美喜子さん 草木染グループ「万葉染毎(そめまい)会」を結成

 万葉集ゆかりの草花を植栽する浜松市浜北区の万葉の森公園を拠点に、草木染の魅力や万葉集の歌が詠まれた時代の文化を啓発する会を5月に結成した。6月には市民らに向け、ベニバナを使ってポケットチーフを染める講習会も開き、人気を集めた。51歳。

中村美喜子さん
中村美喜子さん

 ―万葉染毎会を結成した理由は。
 「歴史と結びつきながら、丁寧に育てられてきた植物が万葉の森公園にはたくさんある。自分にできることで、これまで以上に生かす方法を考えた。草木染に熱心に取り組んでいる40代から60代までの仲間に声を掛け、集まった5人で会をつくった」
 ―今後の展望は。
 「講習会の継続や、園内の植物の染色実験、商品化といったことにも挑戦してみたい」
 ―草木染の魅力は。
 「持続可能などを意味するサスティナブルという考えがよく聞かれる。草木染は自分で作って自分で長く使える物ができ、最近の考え方にも合っている」
 ―草木染に取り組むようになったきっかけは。
 「美術大学ではテキスタイルを学び、化学染めの講師を務めたこともある。バブル期が終わり、生き方を見つめ直す中で草木染にたどり着いた。島根県で修行を積んだ後、地元に戻って活動するようになった」
     ◇
 染色だけでなく衣文化の研究にも励んでいる。
 (浜北支局・松浦直希)

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