テーマ : 熱海土石流災害

熱海ビーチラインと伊豆スカイライン無料開放 土石流被害、国道135号通行止め迂回路

 静岡県は13日、熱海市伊豆山の大規模土石流による国道135号の通行止めを受け、14日から迂回(うかい)路として有料道路の熱海ビーチラインと伊豆スカイラインを一般車両に無料開放すると発表した。国道135号の復旧までの間、県が料金を負担する。熱海ビーチラインは本来は通行できないミニバイクも走行可能。県は特に伊豆地域への観光客に対し、伊豆スカイラインの利用を勧めている。

国道135号の通行規制に伴う有料道路の無料開放
国道135号の通行規制に伴う有料道路の無料開放

 熱海ビーチラインの無料開放は14日正午から。民間の道路管理者が8日から緊急車両と地元車両の通行を許可していた。通行時は料金所で一時停止し、一般車両もハザードランプを点灯しながら時速30キロ以下で走行するよう呼び掛ける。
 県道路公社が管理する伊豆スカイラインの無料開放は14日午前6時から。通行時は入り口の料金所で通行券を受け取り出口の料金所で係員に渡す。ミニバイクは通行できない。
 国道135号は熱海市中心街と神奈川県を結ぶ基幹道路。県によると、復旧には逢初(あいぞめ)橋付近のがれき撤去や橋の安全確認などが必要だが、通行規制解除のめどは立っていないという。
 (政治部・杉崎素子)

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