空き地活用カーシェア事業 加和太建設、ダイハツ沼津販売と連携

 三島市の中心市街地で遊休地や空き店舗の有効活用を進める加和太建設(同市)は7月、所有する土地でダイハツ沼津販売(沼津市)と連携したカーシェアサービスを開始した。今秋には空きビルでコワーキングスペースも開設。地元に詳しい「家守」に運営を委託し、地域と利用者を結びながら市街地の活性化につなげる。

JR三島駅に近い土地を活用して開始したカーシェアサービス=長泉町
JR三島駅に近い土地を活用して開始したカーシェアサービス=長泉町

 カーシェアは加和太建設が三島市内とJR三島駅北口に近い長泉町の土地3カ所をダイハツ沼津販売に提供し、ダイハツ親会社のトヨタ自動車によるサービス「トヨタシェア」を展開する。軽自動車と普通乗用車の計5台を用意し、利用者はネット上で予約するとスマホのアプリでドアキーの解錠、エンジンの始動が可能。入会金や月会費は不要で、「特に短時間での利用はお得」という。
 新型コロナウイルスの影響でテレワークの普及が急速に進む中、首都圏に近い三島への移住は増加傾向。車を持たない人も多く、中心市街地の交通インフラを拡大して三島への“ハードル”を下げる狙いがある。気軽に入れる仕事場の需要も見込み、今秋には同市本町の旧洋品店をリノベーションしてコワーキングスペース「三島クロケット」をオープンする。
 建物の管理を同社から請け負う家守は、2年前に三島へ移住した山森達也さん。地元NPOの理事を務めるなど地域に詳しく、飲食や人脈など地元の情報も提供する。半日千円から一時利用ができる個人ブース、フリー席に加え、住居となるレジデンスも4部屋貸し出す。7月からはプレ施設として、近くのカフェを改装したコワーキングスペースも始めた。
 同社は「まずはお試しでも、三島に来るきっかけを作りたい。多様化する仕事や生活の選択肢となれば」としている。
 (三島支局・金野真仁)

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