図書館教育で大臣表彰 陳列工夫し読書定着 カウンター、低学年も届く高さに 焼津・黒石小

 焼津市の黒石小が、図書館教育の活動が評価され、2020年度の文部科学大臣表彰を受賞した。図書司書とボランティアが協力して本の分類などに工夫を凝らし、図書室を児童たちが利用しやすい環境に整備した。コロナ禍で利用が一部制限された現在も、利用する児童たちの姿が後を絶たず、読書習慣の定着に貢献している。

本を借りる子どもたちでにぎわう図書室
本を借りる子どもたちでにぎわう図書室
作者の先頭文字を記したラベルを貼り整理された本=焼津市の黒石小
作者の先頭文字を記したラベルを貼り整理された本=焼津市の黒石小
本を借りる子どもたちでにぎわう図書室
作者の先頭文字を記したラベルを貼り整理された本=焼津市の黒石小


 同校の図書室は1万2千冊の本が並ぶ。かつては雑然と陳列されていたが、図書司書の柴千寛さんを中心にボランティアと連携しながら種類別に並べたり、作者名の先頭文字別にラベルを貼ったりして、整理した。貸し出しカウンターは低学年の児童でも届く高さに改修した。
 20年度から新型コロナ対策として、学年ごとに利用する曜日を分けるなどしている。それでも、外遊びの帰り際に立ち寄ったりする児童の姿が目立つ。年間貸出冊数は19年度で4万7千冊、制限導入後の20年度で3万6千冊と、高い水準を誇る。
 ページが抜けたり、破れたりした本は専用ボックスに入れておくと、ボランティアが修繕する。児童たちも作業に参加する。
 宮沢礼子校長は読書の効果として「前向きに取り組むという姿勢につながっている」と分析する。
 (焼津支局・福田雄一)

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