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静岡人インタビュー「この人」 草野恵子さん 産科医療功労者厚生労働大臣表彰を受けた助産師

 助産所を営み、年間15~20件のお産を扱う。県助産師会の前会長。長崎県の五島列島出身。68歳。

草野恵子さん
草野恵子さん

 -29歳で脱サラ。経緯は。
 「静岡の大学で家政学を学んだ。学生運動が収まりつつある中でウーマン・リブに参加する友人が多かった。私自身は女性差別を意識していなかったが、就職先で、障害のある同僚の給与が低いことに疑問を持った。社員で労働組合を結成したら解雇され、後に撤回されたが、その時点で退職した」
 -なぜ助産師に。
 「友人に影響され、女性の役に立つ仕事をしたくなった。専門学校を卒業し、病院に勤めた。勤務は看護業務もこなす3交代。一人一人の妊産婦にもっと寄り添いたいと開業を決めた」
 -本県の開業助産師の現状は。
 「東部から西部までまんべんなく、お産を扱う開業助産師が27人いる。各地区の助産師会の会員は、助産所でお産がある時には駆けつけ協力し合う。同会は医療機関ともスムーズに連携できる関係を築いている」
 -今後の抱負を。
 「私たちは女性の理解者であり伴走者。妊娠したら、産むか産まないかも含めてまず相談に行こう-。各地の助産所がそんな場所として広く認知してもらえるよう努力したい」
     ◇
 「助産師は元気で優しくないと」。仕事中は笑顔を絶やさない。
 (社会部・伊豆田有希)

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