テーマ : 熱海土石流災害

断続的に雨、捜索阻む 熱海土石流、二次災害に警戒

 大規模土石流に見舞われた熱海市伊豆山地区は8日、断続的に降り続いた雨で警察や消防、自衛隊などによる捜索活動が難航した。二次災害発生の恐れがあるとして3度にわたって中断を余儀なくされ、地域住民からは焦りの色もうかがえた。

弱い雨の降る中、捜索活動をする消防隊員たち=8日午後、熱海市伊豆山
弱い雨の降る中、捜索活動をする消防隊員たち=8日午後、熱海市伊豆山

 捜索活動は土砂が大量に堆積している逢初(あいぞめ)川下流域のJR東海道新幹線高架付近を中心に実施した。土砂を片付けたり、災害救助犬を導入したりして行方不明者の発見に努めた。同日正午ごろからは雨が強まり、捜索を一時中断しては再開する時間帯が続いた。
 雨による上流部からの濁流などが確認され、これ以上の捜索は危険と判断し、作業を中断したまま予定より早く活動を打ち切る箇所もあった。

いい茶0

熱海土石流災害の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞