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救援物資の受け入れ停止 ホテル避難で充足 金銭支援を呼びかけ 熱海土石流

 熱海市の土石流被害で全国各地から支援物資が大量に届き、市は7日時点で受け入れを中断した。避難者の9割は市内のホテルに滞在し、プライバシーや食事も確保できているため。市は生活再建に向けた義援金を呼び掛けている。

支援物資が積み上げられた庁舎内の会議室。職員が仕分け作業に追われた=7日午前9時半、熱海市役所
支援物資が積み上げられた庁舎内の会議室。職員が仕分け作業に追われた=7日午前9時半、熱海市役所

 市役所会議室には食料品、衣類、トイレットペーパーなど、県内外から寄せられた支援物資が入った箱が積み上がり、置き場所に困っているという。市は5日時点ですでに生鮮品や消費期限の近い食料品、使用済みや開封後の日用品・衣類などの提供は断っていたが、物資全般の受け入れを止めた。
 市の担当者は「一般的な避難所生活では必要でも、今回は使わない物資も多い。避難者が現在置かれている環境は通常のホテル滞在時と変わらず、状況がうまく伝わらずにミスマッチが生じている」と説明。「避難者の精神的ケアと、生活再建に向けた義援金やふるさと納税での寄付による金銭的支援をお願いしたい」とした。

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