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特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 佐藤智子さん 児童書作家デビューした 

 江戸の菓子職人らのドタバタな日常を描いた子供向け時代小説「お江戸豆吉 けんか餅」(フレーベル館)を刊行した。ペンネームは桐生環(きりゅう・たまき)。ピアノ講師やマナー講師、司会業などの肩書も持つ。53歳。

佐藤智子さん
佐藤智子さん

 ―きっかけは。
 「子供の頃から物語を創ったり時代劇を見たりするのが好き。落語や浪曲が好きな祖父の影響も受けた。歴史は現実かつファンタジー。実際には争って血が流れることもあったと思うが、『戦いなし』の物語の中で楽しんでほしい」
 ―工夫した点は。
 「さまざまな文献や古文書を読んだ。菓子店が舞台なので、地元の和菓子屋で、菓子作りを見せてもらった。物語に盛り込めなかった江戸の文化や風習は、コラム『豆吉のお江戸豆ちしき』で解説している」
 ―ペンネームの由来は。
 「祖父が2人とも木に関係する仕事をしていた。木材に囲まれて育ったことから『桐生』に。大学時代を過ごした米国で、海外では『智子』の発音が難しいと知り、母音を変えた」
 ―今後の目標を。
 「創作の過程で職人の粋に触れた。『お江戸豆吉』でシリーズ化が決まっているので、時間をかけて手に職を付ける大切さも伝えていきたい」
     ◇
 横溝正史作品を愛読。「いつか江戸ミステリーにも挑戦したい」
 (文化生活部・鈴木明芽)

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