対話の構造、戯曲に学ぶ 清水南高生とSPAC 台本読み合わせ

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)の俳優が戯曲を使って対話の構造を解説する出前授業が6日、静岡市清水区の清水南高で行われ、1年生約80人が相手の気持ちを想像するレッスンに臨んだ。

台本の読み合わせを通じて対話の構造を教えるSPAC俳優=静岡市清水区の清水南高
台本の読み合わせを通じて対話の構造を教えるSPAC俳優=静岡市清水区の清水南高

 教材は国語の教科書で取り上げられている評論に着想を得てSPAC俳優が作った台本。日本と西洋の文化について意見交換する物語を通じ、互いの意見を尊重する意義を考えた。
 俳優の片岡佐知子さんと舘野百代さんは、対話の中に見られる対比の構造を明確にする評論の特徴を説明した。SNS(会員制交流サイト)にあふれる過度な同調や批判に触れた上で「対話に勝ち負けはない」「相手の考えを待つ沈黙も大事」などと呼び掛けた。
 生徒たちは台本内の空欄を想像で埋めていく読み合わせにも挑戦した。武石野乃佳さんは「日頃の何げないやりとりも、相手の話をしっかり聞いてこそ成り立つ。即興で埋めた対比が小さな芝居になるところが面白かった」と話した。
 1年生の全4クラス約140人が対象。この日は前半の2クラスが受講した。
 (文化生活部・宮城徹)

いい茶0
メールマガジンを受信する >