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静岡県議会各派、県に要望 熱海土石流、沼津富士浸水など被害で

 熱海市伊豆山で発生した土石流を受け、静岡県議会の自民改革会議とふじのくに県民クラブは5日、被災者の救助活動で安全対策を講じることなどを求める要望を難波喬司副知事に行った。

 ■二次災害防止へ応急対策実施を 自民
 県議会最大会派の自民改革会議は二次災害防止のため崩落現場に応急対策を実施することや、被災地の交通・生活インフラの早期復旧、被災者および避難者の健康支援など8項目の要望を行った。
 野崎正蔵代表は「自民党の支部、地元県議を通じて現場に必要なことをとりまとめた。国、市と連携し、安否不明者の特定、被災者の救助救命に全力を傾注してほしい」と話した。また、熱海市のマンパワーが不足しているとして、県から応援職員を派遣することも求めた。
 野崎代表は党本部を通じ、政府に激甚災害指定を求めていることも明らかにした。

 ■ふじのくに県民ク 早期復旧など8項目
 ふじのくに県民クラブは、豪雨災害の被害把握や交通インフラの早期復旧、地元産業の支援対策など8項目を要望した。「命を守る危機管理は県政の最重要テーマ。県民に寄り添い、被害の回復に向けた取り組みを強く求める」と訴えた。
 熱海市の土石流災害を巡っては、人命第一で安否不明者の捜索を急ぐとともに、被害状況の全容把握と原因究明を求めた。沼津市西部や富士市東部で発生した浸水被害は「慢性的な問題」と指摘して対応を要請した。
 佐野愛子会長は「捜索活動に従事している方の安全確保もお願いしたい」と述べた。

 ■公明党静岡県幹部、熱海市長と面会
 公明党静岡県本部は5日までに、大口善徳代表ら幹部が県道富士清水線の黄瀬川大橋を視察したほか、熱海市の斉藤栄市長と面会し、同市伊豆山地区の土石流被害の状況や要望を聞いた。地元市議と連携して対応に当たっている。今月2日に大雨被害に関する災害対策本部を県本部内に設置していた。

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