漁港にテレワーク拠点 漁具倉庫を飲食・宿泊可能に改修 焼津

 焼津市の焼津内港(旧港エリア)の漁具倉庫(同市中港)について、飲食・宿泊機能を備えたテレワークの拠点として整備することが正式に決まった。市、倉庫を所有する焼津漁業協同組合、運営主体、リノベーションをそれぞれ手掛ける企業2社が30日、整備に向けた連携協定を結んだ。

漁具倉庫をテレワーク拠点として整備する協定を締結した4者代表=焼津市役所
漁具倉庫をテレワーク拠点として整備する協定を締結した4者代表=焼津市役所
漁具倉庫一帯の整備後イメージ
漁具倉庫一帯の整備後イメージ
漁具倉庫をテレワーク拠点として整備する協定を締結した4者代表=焼津市役所
漁具倉庫一帯の整備後イメージ

 漁具倉庫は1960年に建てられ、二棟で2階建て計54部屋が並んでいる。網や釣りざおの収納に使われている。市は港町らしいロケーションを生かし、テレワーク拠点に選定し、事業者を公募していた。
 施設を運営するのはキャンプ場・商業施設運営のヴィレッジインク(下田市)、リノベーションを手掛けるのはアール・アイ・エー(東京都)。年内に改修工事に着手し、来年3月から段階的に運用を始める。完全オープンは2024年になる見込み。
 30日に市役所で行われた締結式には、中野弘道市長、ヴィレッジインクの橋村和徳社長らが出席した。橋村社長は、新施設を中心ににぎわいを創出したい考えを示し「新しい魚食文化を発信できる場にもなれば」と構想を述べた。
 (焼津支局・福田雄一)

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