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静岡人インタビュー「この人」 塚越哲さん(静岡市駿河区) リニューアルした静岡大キャンパスミュージアムの館長

 静岡大キャンパスミュージアムの館長として改修を進め、展示構成や内容を一新した。理学部教授。専門は動物分類学。61歳。

塚越哲さん
塚越哲さん

 ―改修のこだわりは。
 「集中して展示物が見られるように、壁は黒色、床は灰色に変えた。照明も落ち着いた雰囲気になった。図書館から博物館が入る棟の周辺を一体化し、大学を象徴する場として創出する構想があり、ミュージアムがその中核をなす」
 ―みどころは。
 「構成は大きく分けて自然史と文化史。自然の多様性から歴史まで、総合大学の学問分野の幅広さを実感してもらえる。展示スペースは以前の1・5倍に広がり、チョウや海洋生物の標本などの実物展示は3~4倍に増やした。知的探究心をかき立てるため、あえて解説文を少なくした」
 ―大学博物館の役割は。
 「人とモノをつなぐのが博物館。同じ展示でも見た人の感性が加わり、捉え方が変わる。コロナ禍で大学の授業はオンライン化が進む一方、実物から情報を得る重要性は増している」
 ―今後の展望は。
 「地域との交流、連携を進める。一例としては、県と共同で南アルプスの自然展を開催中。他団体と合同の研究や展示を通して地元に貢献したい。一般の人が訪れやすい博物館にする」
     ◇
 1940~80年代の古いカメラレンズを収集している。
 (社会部・中川琳)

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