JR東海 ドローン使い流況把握 環境調査、県などに送付【大井川とリニア】

 JR東海は28日、リニア中央新幹線建設に関する環境影響評価書に基づき2020年度に実施した環境調査の結果をまとめ、県と静岡市に送付した。県有識者会議の指摘を踏まえ、大井川上流域でドローンを使った流況の調査を行い、瀬や淵の面積を上空から調べた。
 ドローンによる調査は、剃石付近より上流の大井川や支流の西俣川の計8カ所で昨年10、11月に実施。そのうち3カ所では渇水期の今年2月にも調べた。南アルプルトンネル工事前の流況の把握が狙い。水生生物の生息環境がどのように変化するのか工事後に比較できるようにする。
 また、上流域にすむ魚類の餌になる昆虫の種類や個体数を把握するため、川を流れたり河畔に生息したりする「流下・落下昆虫」を2カ所で昨年11月と今年2月に調査した。結果は県有識者会議に報告し、専門家の助言を受けるという。
 水資源の観測地点に関しては今年1月以降、2カ所を追加した。導水路トンネル出口が計画される椹島に近い赤石沢で、河川流量を月1回計測。井川ダムそばの井川西山平付近では深さ200メートルの井戸を設け、地下水位を常時計測する。

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