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がん治療後の健康情報共有 熱海のNPO、患者支援へ「ダイエット部」【こち女】

 女性特有のがん患者や家族を支援する認定NPO法人オレンジティ(熱海市、河村裕美理事長)は今月、がん治療後の健康管理を長期的に支援する「ダイエット部」を設立した。がん治療による体の変化や副作用、後遺症で体調管理に悩む女性を対象に、食生活や運動などの情報共有を図り無理のない健康的な暮らしを目指す。

オンラインで開かれたダイエット部の初回イベント=6月中旬、沼津市のボディデザインプランニング
オンラインで開かれたダイエット部の初回イベント=6月中旬、沼津市のボディデザインプランニング

 同法人によると、女性特有のがん治療は、子宮や卵巣を摘出したり女性ホルモンを抑えたりする。そのため、肥満や高脂血症など生活習慣病のような問題を抱える上、リンパ浮腫や排尿障害といった後遺症も起こりうるという。子宮頸(けい)がんを経験した河村理事長は罹患(りかん)当時、「がんになると痩せるはずだし、病気だから仕方ないと間違った理解をしていた」と話す。
 実際に河村理事長自身も治療後、食生活を見直し運動を継続したところ、長年悩まされてきた後遺症が改善してきたという。女性特有のがん治療に臨むなど同じ状況にある参加者同士が、正しい理解を図るための情報共有や、目標に向けた進捗(しんちょく)状況を報告するなど、「互いに励ましながら人生をよりよく生き、日常生活の悩みを気軽に相談し合える場」(河村理事長)を設けようと企画した。
 13日にオンラインで開かれた初回イベントには全国から約20人が参加した。ゲストトークでは、子宮がんを2度経験したタレントの原千晶さんが健康管理の難しさや取り入れてきたダイエット法を紹介。沼津市のジムトレーナー中村光希さん(26)はがん治療後の食事や運動をテーマに講演し、五大栄養素をバランス良く取り、食間を4~6時間程度空けるなどコントロールした食生活を心掛ける必要性を指摘した。
 参加者は「糖質制限やプチ断食などまず何から始めたら良いのか」「手術後すぐにヨガ教室に復帰しても良いか」などの悩みを打ち明けた。
 ダイエット部は全国から参加者を募り、毎月第2日曜に活動を実施する。詳細は同法人のホームページへ。
 (東部総局・水野紗希)

 

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