浜松の組長ら3人逮捕 「用心棒料」授受の疑い

 浜松市中区の社交飲食店と暴力団の間で用心棒料とみられる金銭の受け渡しがあったとして、浜松中央署、県警捜査4課、組織犯罪対策課は26日、県暴力団排除条例違反の疑いで飲食店の経営者2人と指定暴力団山口組弘道会系組長の計3人を逮捕した。

伊奈明香容疑者の店舗を調べる捜査員=25日午後11時ごろ、浜松市中区
伊奈明香容疑者の店舗を調べる捜査員=25日午後11時ごろ、浜松市中区

 逮捕されたのは浜松市西区入野町、指定暴力団山口組弘道会系組長の男(54)、同市南区遠州浜2丁目、社交飲食店経営の男(39)、同市中区神田町、社交飲食店経営の女(31)の3容疑者。逮捕容疑は5月下旬、同市中区で、組長の男が社交飲食店経営の男を介し、社交飲食店経営の女から経営するラウンジの用心棒料を受け取った疑い。同署によると、現金の受け渡しは定期的に行われていたとみられる。
 捜査関係者によると、店側は1回当たり現金1万円程度を渡していたという。県警は店の売り上げが組織の資金源になっていた可能性があるとみて調べを進める。
 2019年8月1日に施行された県暴力団排除条例では、浜松市内など県内6カ所の繁華街を暴力団排除特別強化地域に指定。地域内の飲食店や風俗店からみかじめ料や用心棒料を受け取った暴力団だけでなく、支払った事業者側の罰則規定を設けている。市内での同条例違反の摘発は初めて。同署などは25日夜、関係者の摘発に着手し、関係先の事務所や社交飲食店を家宅捜索した。

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