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救命講習、子連れOK 志太消防の女性チームが展開 誤飲や熱中症対応、AED…短時間で習得

 藤枝、焼津の両市を管轄する志太消防本部の女性職員8人でつくる「しだ~じょ」が、子育て中の母親を対象にした子どもの救命講習を展開している。時間を短めに設定しているほか、乳児や幼児を伴って受講することもでき、「周囲のママ友たちと気軽に参加できる」と好評を博している。

子連れの母親に心肺蘇生法を指導する女性消防職員(左)=6月中旬、藤枝市の青島北地区交流センター
子連れの母親に心肺蘇生法を指導する女性消防職員(左)=6月中旬、藤枝市の青島北地区交流センター

 「体が小さい子どもは、心臓マッサージのやり方が大人とは異なります」。6月中旬に藤枝市の青島北地区交流センターで開いた講習。講師の消防職員2人が、約10人の母親に呼び掛けた。乳児の人形を使い、指先で胸の真ん中を圧迫する心肺蘇生法を実演した。
 この日の受講者は4カ月から1歳7カ月までの子ども連れ。参加者は互いに子どもを見守りながら、誤飲による窒息や熱中症への対応、自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学んだ。受講した主婦伊達友加里さん(37)は「育児や家事で忙しい中でも参加しやすかった。子どもの病気やけがに備える良い機会になった」と話した。
 講習は、地域の子育て支援センターを利用する親子らを対象に行う。通常3時間かかる内容を、ポイントを絞ることで約1時間で終える。2016年に業務としてスタートし、現在までに22回の講習に350人ほどが参加しているという。
 「しだ~じょ」の講習は、20年度に総務省消防庁の女性職員活躍推進モデル事業に採択された。活動予算が確保できるようになり、専用のパンフレットや心肺蘇生法などをまとめた「応急カード」、ダミー人形などを揃え、より本格的な活動が可能になった。同本部消防総務課の平出ゆかり主査(35)は「消防は男性の仕事とのイメージが強いが、女性職員がいて良かったと思われるようにしたい」と意気込む。
 (藤枝支局・岩下勝哉)

 

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